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Suno出力のライセンス範囲と人格権放棄をイタリア当局が調査。商用納品する制作者は規約条項を再読(違法判断ではない)
2026年10月6日、イタリア競争・市場保護委員会(AGCM)がSuno Inc.の利用規約を、消費者法典33条上の不公正条項の可能性で調査開始(CV278)。論点は包括的な著作権ライセンスと人格権放棄など。調査開始であり違法の結論は出ていない。
何が起きたか
2026年10月6日、イタリア競争・市場保護委員会(AGCM、消費者保護も所管)はSuno Inc.の利用規約について、消費者法典33条上の不公正条項の可能性で調査を開始した(案件CV278)。調査開始であり、違法の結論は出ていない。今後数週間で業界団体・消費者団体向けの公開協議を実施する予定。
何が変わったか
MBWによれば現行Suno規約は9月3日施行。当方でsuno.com/termsを確認すると、ユーザーはContentおよびVoice Modelのいわゆる人格権(moral rights / droit moral)を取消不能で放棄し、Sunoに永続・取消不能のライセンスを与える旨がある。AGCMがライセンス範囲を包括的・不明確とし、イタリア著作権法633/1941号20条以下に反する可能性があると公式に疑義を示した点が新しい。
誰の何の実務に効くか
商用ライセンス・クレジットだ。Suno出力を案件納品・配信する制作者は、Suno側に残るライセンスと人格権放棄条項を、自分のアカウントが紐づく現行規約で読む必要がある。AGCMはほかに、契約・サービス・サブスク価格の一方的変更、理由を問わないアカウント停止、米国での強制仲裁・集団訴訟放棄・マサチューセッツ専属管轄も論点に挙げた。伊当局の調査は日本法の結論ではない。
今日からやること
suno.com/termsを開き、Content/Voice Modelのライセンスと人格権放棄、商用利用(Download)条項を該当箇所として保存し、納品案件の権利表示案と突き合わせる。
出典
一次はAGCM英語プレス(Rome, 6 October 2026、CV278)とSuno規約本文(施行2026-09-03)。二次はMBWとReuters系Economic Times。クリック可能なURLは末尾。
Source: AGCM