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非商用限定の楽曲データを商用AI学習に使ったとして再提訴。CC素材やデータセットを扱う制作者の確認点(NVIDIA、判決ではない)

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非商用限定の楽曲データを商用AI学習に使ったとして再提訴。CC素材やデータセットを扱う制作者の確認点(NVIDIA、判決ではない)

JamendoがNVIDIAを再提訴。旧事件は2026-10-09任意取り下げ、新訴状は10-12(N.D. Cal. 5:26-cv-11754)。主張はMTG-Jamendoの非商用研究データをFugattoとAudio Flamingoの商用学習に使ったというもの。判決ではない。再提訴理由は非公表。

何が起きたか

独立系ライセンス会社Jamendo(S.A. Jamendo)は、NVIDIA Corporationを米カリフォルニア北地区連邦地裁へ再提訴した。旧事件(5:26-cv-06206)は2026年10月9日に任意取り下げ通知が出た、とDocket Nexus(二次)は記録する(終結は同サイトも未確認と注記)。新訴状は10月12日提出、事件番号5:26-cv-11754。判決ではない。再提訴の理由は新訴状に書いていない。

何が変わったか

主張の核は、非商用研究向けのMTG-Jamendoデータセット(楽曲とタグ等の研究用公開セット)を、商用の生成AIであるFugatto(生成オーディオ)とAudio Flamingo(音声理解・対話)の学習に使った、という原告側の話である。請求の表題は著作権侵害・契約違反・不当利得・不正競争。中身は著作権侵害2件、契約違反2件(CCライセンスとサイト利用規約)、不当利得、カリフォルニア不正競争法だ。訴状はGitHub上のメタデータ表記を「the metadata is licensed under a CC BY-NC-SA 4.0」と引用する一方、本文や請求では「CC BY-NC 4.0」とも書く。GitHubには非商用の研究・学術利用に限ると明記されている、とも引用する。

誰の何の実務に効くか

効くのは学習利用の可否だ。CC素材や研究用データセットを自前学習や外部モデルへ渡す制作者、ゲーム/YouTube向けBGMを商用生成モデルで出す制作者は、READMEの非商用条項が商用学習を禁じていないかを案件ごとに確認する必要がある。訴状によれば、2025年9月29日前後にJamendoは請求書を送り、NVIDIAは契約関係を否定した(主張ベース)。Suno相手の米訴訟は2026年8月13日に任意取り下げで終了。親会社Winamp Groupは9月2日、Suno側を近く再提出する予定と発表したが、本短報時点で新事件番号は確認できていない。この提訴だけでNVIDIA出力が使えないと決まるわけではない。法的助言ではない。

今日からやること

使っている研究用データセットのライセンス行と「non-commercial / research only」表記を保存し、商用学習に使うなら許諾の有無を1行メモする。

出典

一次は新訴状PDF(N.D. Cal. 5:26-cv-11754、Filed 10/12/26)。旧事件の10月9日取り下げはDocket Nexus(二次、5:26-cv-06206)。Suno相手の8月13日終了は任意取り下げ通知PDF。Winamp Groupの9月2日発表はFinanzNachrichten掲載の規制情報。クリック可能なURLは末尾。

出典: U.S. District Court, N.D. Cal.